組織内の心理的安全性を高めるために何をすべきか…?
お客様からのご相談
『人材育成担当をしている者です。先日チームで研修の振り返りをしていたときに、生産性を向上させるためには心理的安全性を高めることが重要ではないかという話が出ました。心理的安全性を高める活動を検討していますが、その効果についてはどのように確かめると良いでしょうか?』
ロゴスウェアからのご回答
心理的安全性とは、組織内で自身の考えや感情を安心して発言できる環境の程度のことを指します。心理的安全性と業績の正の相関性について説明している書籍は多くございます。
株式会社タバネルによる2022年5月30日に実施した「若手社員の心理的安全性調査(20~34歳の正社員500名対象)」でも、チーム全体の目標を理解している・目標達成に向けた取り組みに積極的な傾向が見受けられました。
今回の場合は、まず自社の心理的安全性についてアンケートを実施する事をおすすめします。
たとえば「恐れのない組織」の著者・エイミー・C・エドモンソン氏は、心理的安全性を測る7つの問いを挙げています。
1.このチームでミスをしたら、きまって咎められる。
2.このチームでは、メンバーが困難や難題を提起することができる。
3.このチームの人びとは、他と違っていることを認めない。
4.このチームでは、安心してリスクをとることができる。
5.このチームのメンバーには支援を求めにくい。
6.このチームには、私の努力を踏みにじるような行動を故意にする人は誰もいない。
7.このチームのメンバーと仕事をするときは、私のスキルと能力が高く評価、活用されている。
こういった専門家が作成した項目で各項目を5段階評価にし社員向けアンケートを実施します。そして、施策の実施後に同じアンケートを取得し、評価の推移を確認します。このように施策の効果を細かく確認しながら、足りない項目を補う方法を再検討するとよいでしょう。
また、心理的安全性については、社員全員に基礎知識を持ってもらう事も必要です。教育については人材育成担当が対面で行うケースや、動画やWebテストを利用するケースもあります。
弊社では、THiNQというWebアンケートやテストを作成するソフトをご用意しております。定期的に現状を把握やWebテストに活用できるようなツールです。無料の体験版も提供しておりますので、興味があればお試しください。