株式会社ラーニングスクエア　本山　弘治様に伺いました。

「eラーニング事前学習」＋「会場研修」のオーダーが増加

企業向けの人材育成プログラム「仕事塾」において、自社の社員教育用動画コンテンツの開発・提供の機会が増えてきました。一斉研修を開催しようとしても、同じ時間に対象者全員が集まることが困難になってきており、事前に各自動画で事前学習し、後日、集まれる人で演習を実施する、というオーダーが増えています。

また、当社では、当日講義に出席できなかった方の補講ツールとして、YouTubeの動画コンテンツを提供してきましたが、講師映像と受講風景がメインの動画のため、「講義資料も一緒に配信してほしい」とのお声をいただくことが多くなりました。しかし、映像編集ソフトで講師映像とパワーポイント資料を組み合わせた形式に作り込むにはかなりの工数がかかってしまいます。

結局、社員教育の事前学習ニーズの増加とコンテンツ開発工数削減の必要性から、eラーニング専用のシステムが必要との結論に至りました。

スマホ対応が標準：Platonで「スマホで学べる通信講座」

eラーニングソフトの選定をする中、Platonともう一社が候補にあがりました。
社内で比較検討したところ、低価格でありながらモバイル対応のLMSと教材作成ソフトがセットになった「Platonお手軽スタートパック」が有力になりました。

他社でもLMSと教材ソフトのセットプランはありましたが、スマートフォンに対応するには有料オプションが必要でした。一方、Platonは、スマートフォン対応が標準として提供されます。最終的に、簡単かつスピーディーに教材を作成できるソフトとモバイル配信対応のLMSがセットになってSaaS型で提供できる点が決め手になりました。

2013年12月には、Platonを活用した日本ビジネス心理学会の「ビジネス心理検定」通信講座が本格稼働します。ビジネス心理検定は、資格取得向けの日本で初めてスマホで学べる通信講座で、「スマホで細切れ時間の5分間を使って学ぶ」、「ビジネス心理のエキスパートが重要なポイントを直接講義する」というコンセプトで企画されました。重要なポイントについて早く通信講座を学びたいという方々向けに、2013年10月より講義動画を先行配信しています。

生産量は3倍以上。１カ月で約70本の教材制作が可能に

講師の講義を通信講座で配信することが目的ですので、現在はSTORM Makerを使って教材を作成しています。以前は、映像編集ソフトで１コンテンツを制作するのに編集で１日かかっていたのですが、STORM Makerでは、同じコンテンツをつくるのに2時間ほどで編集が完了します。コンテンツ開発の工数が大きな課題でしたが、STORM Maker導入後は、１カ月に約70本の教材を制作できるようになり、３倍以上のコンテンツ生産が可能になりました。

STORM Makerは、とにかく簡単でスピーディーな教材制作が可能です。
映像編集ソフトの扱いに慣れている人であれば直観で操作できるので、操作性で困ることはほとんどありません。動画とスライドさえ作ってしまえば、キューの貼り付けだけでコンテンツ制作が完了します。

総合的な教育プログラムの提供で自社の強みを生かす

現状は講義中心のコンテンツを制作していますが、私たちの強みでもある教育コンテンツ開発会社の視点から、今後はTHiNQ Maker を活用したインタラクティブなコンテンツを開発していく予定です。
また、私たちの強みである教育プログラムの企画開発力に、新たに収録・制作・配信を加えた新サービスを企業向けに提供していく予定です。